R230 SL350 バリオルーフ+エアコン修理
2020.09.16

電動で屋根を開閉できるのが魅力のSL350です。
定番故障のオイル漏れのため入庫いたしました。

赤丸のロックシリンダーから作動油が漏れオイルまみれになっておりました。
屋根の開閉をほぼすべて油圧で作動させているため漏れが発生してそのまま放置すると作動油が減り、最悪屋根が開閉できなくなります。

トランク内のポンプからルーフ先端までオイルのホースが配管されていますので、それを交換していきます。

ルーフを半開き状態にして作業します。

赤い線のところにホースが通っています。
所々せまい箇所がありますが、根気よく配管していきます。
可動部分を通っているので、古いホースを外しながら、新しいホースを通します。


これがルーフを作動させるポンプです。無数の配管が見えます。
今回はこの中の2本を交換しました。
無事に交換し終わり作動点検して終了です。
もう一つの修理はエアコンが効かないというものですが、数か月前にコンプレッサーを新品交換したばかりなのでコンプレッサーじゃないことを祈りながら原因を探ります。
写真を撮り忘れましたが、診断機のデータを見るとエバポレータ温度センサが異常な数値を示していました。(-24度)
エバポレータの凍結を防止するため温度が氷点下になるとコンプレッサーを停止する制御がかかっているようなので温度センサーを交換します。
国産車ならエアコンユニットを分解する必要がありますがこの車は簡単に交換できました。
しかし交換後もコンプレッサーはONせず、温度センサーの数字も変化なし。違ったようです。(( ノД`)シクシク…
温度センサーは2極カプラーなのでただのサーミスタです。テスターを直接センサーに当てて測定したところ異常なし。
回路図を眺め行きついたのがコントロールユニットでした。

さすがベンツです。中古で4万オーバー。
お客様に了解を取り交換したところ、無事にコンプレッサーが動きました。


原因となったコントローラーを分解すると、液体が乾いたような跡が残っています。
コントローラーの上部にはドリンクホルダーがありますので、おそらくこぼしたドリンクが基盤に付着しダメになったのだと思います。
修理までに時間がかかりましたが輸入車ならではの整備で勉強になりました。
輸入車の修理もお任せください。

対象車両情報
初年度登録年月 | H17 | メーカー・ブランド | メルセデスベンツ |
---|---|---|---|
車種 | SL | 型式 | GH-230467 |
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