作業実績

ANH20 ヴェルファイア CVT交換

2021.05.04


高速走行中に異音がしてレッカー搬送されてきました。
リフトアップしてアクセルを踏み込むと確かにすごい異音がしてます。
明らかにCVT内のスチールベルトからの音でした。
リビルト品での交換作業に入ります。

左側のエンジンを吊っておいて、右側のミッションを交換します。

トヨタの整備解説書には「エンジンおろせ」と指示があったのですが、そんな手間なことはできませんので何とかミッションだけおろします。

このミッションだけで100キロオーバーの重量物で男2人でも無理でした(^_^;)
何とかリフトに乗せ、組付けていきます。
余談ですが最近の電動パワステ採用車は余計な油圧配管がないのでエンジンやミッションを脱着するのも結構簡単になりました。

元どおり組み付けたら、CVTフルードの注入です。
レベルゲージのない車(特殊な注入器具が必要です)ですので解説書通りにフルードを注入します。

車両診断機でフルードの温度が35から45℃の時に規定量に合わせなさいと指示がありますので、まず暖気してフルード温度を上げます。


規定温度のときに、このオーバーフローチューブから出てくるフルードが

ポタポタと滴下になったらフルード量は適量となる仕組みです。



あとは学習値やセンサーをリセットして完了です。
異音のないスムースなヴェルファイアに戻りました。
近年の車両はこのような診断機がないと整備ができなくなっております。
当社では最新の診断機を使用して、国産車はもちろん輸入車や電気自動車も対応可能です。

対象車両情報

初年度登録年月 H20/12 メーカー・ブランド トヨタ
車種 ヴェルファイア 型式 ANH20W